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イソフラボンだけじゃない!大豆のパワー
健康効果が高いことから、イソフラボンばかりが注目されがちな大豆。
しかし、大豆のパワーはイソフラボンだけではありません。
さまざまな栄養が含まれていますので、主要な栄養素をピックアップしてみていきましょう。
1.たんぱく質
大豆100g中では3割ほどを占め、最も多く含まれる成分です。
たんぱく質は、人間の身体の大部分を構成しているといっても過言ではないほど、私たちにとって重要です。
ほかの植物性のたんぱく質は、肉や卵などの動物性のたんぱく質に比べると、栄養価が劣りがちです。
しかし、畑の肉という異名を持つほどの大豆は、動物性たんぱく質と同等の栄養価を誇り、それでいて消化吸収率が良いのです。
さらに大豆の植物性たんぱく質は、コレステロール値や中性脂肪を下げるなど、健康には欠かせない役割をも果たします。
2.食物繊維
一日に必要な食物繊維は性別や年代によって変わりますが、18歳以上では17〜19gの食物繊維が必要で、ほとんどの日本人がこれを満たしていないとされています。
大豆は100gあたりに17gの不溶性食物繊維を含んでおり、必要量のほとんどの食物繊維を補うことができます。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の割合は1:2が理想といわれています。
ダイエットや便秘の解消などには、水溶性食物繊維が豊富なごぼうや海藻類などと食べ合わせると、より効果的です。
3.カルシウム
カルシウムは量だけでは語ることはできません。
大豆には、吸収率の良いカルシウムが含まれています。
その吸収率は牛乳と同じか、それ以上ともいわれています。
4.大豆オリゴ糖
おなかに優しい甘味料であるオリゴ糖を、砂糖の代わりに使用している人も多いことでしょう。
オリゴ糖は腸内の善玉菌のえさとなって、善玉菌を増加させることができるとされていますが、これは大豆にも含まれていることが分かりました。
大豆オリゴ糖なら少量の摂取でも、腸内環境の改善が期待できます。
大豆には、そのほかにも亜鉛、鉄分、ビタミン、ミネラルなど、健康維持に欠かせない栄養素がたくさん含まれています。
豆腐や豆乳、納豆としてさまざまな食材に加工され、安く手に入る上に料理のバリエーションも豊富ですから、飽きずに食べることができます。
もちろんイソフラボンも豊富ですから、大豆は毎日とり続けたいですね。
これを機に、和食中心の食事に変えてみませんか。