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イソフラボンを意識して摂ることが重要
欧米などほかの国々に比べて、古くから大豆食品を食べる習慣を守ってきた私たち日本人ですが、現代の日本人のイソフラボンの摂取量は減少しています。
イソフラボンのもつ数々の健康効果や美容作用を知る人は多いにもかかわらず、イソフラボンを充分摂取できている人は少ないのです。
1.若い世代の「大豆離れ」
ある調査によると、若い世代であればあるほど大豆食品を取る機会が減っている、という結果が出ました。
むしろアメリカでは、1999年に「健康のために大豆をとろう」というキャンペーンが政府により行われるなど、大豆への関心が高まり、意識的に食べる人が増えているのに、なぜでしょうか?
現代の日本人は、1日のイソフラボン摂取上限量が70〜75mgといわれているのに対し、たったの18mgしかとれていません。
忙しさやダイエットなどにより食事が偏りがちで、食事を抜いたり、ファストフードで済ませたり、肉を食べる機会の方が多いことが要因であると考えられます。
2.和食とイソフラボン
食生活の偏りは、和食が中心だった頃の日本には珍しかった心臓病や糖尿病などの、生活習慣病を増加させている一因と考えられています。
豆腐や味噌、油揚げ、おからといった大豆食品も、日本人の健康に一役買っていたことは明らかです。
1日1杯以上の味噌汁は、がんの予防につながるという研究結果も出ているのです。
3.意識してとろう
大豆食品が自然に食卓に並ぶことが減っているからこそ、イソフラボンは意識して摂取することが大切です。
先ほど上限値について記述しましたが、不足しがちな人はできるだけこの値に近づけることを目標とすべきです。
豆腐ならば1丁、納豆ならば2パックほどが目安ですが、食品のみでの摂取が難しいと感じる場合には、サプリメントを併用することも一つの手です。
また、イソフラボンは栄養成分の一種ですから、日々継続することで効果を得られます。
朝に一杯の味噌汁を飲む、普段の飲み物を豆乳に置き換える、外食の多いときにはサプリメントを飲むなど、日課の一つとして取り入れてしまえば、そう手間ではないはずです。
毎日の積み重ねが、将来の病気の予防となるなど、いつの日か効果として表れるはずです。
誰のためでもなく自分のために、まずは小さな努力から始めましょう。