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イソフラボンは悪玉コレステロール減少に効果あり?
悪玉コレステロール値が高い状態が続くと、動脈硬化や心臓病のリスクを高めるため危険です。
検査の結果、医師から基準値を超えていると指摘された場合は、手遅れになる前に、食生活から見直してみませんか。
1.コレステロールとは?
そもそも、コレステロールは、身体にとってはそれ自体が悪いわけではありません。
善玉コレステロールも悪玉コレステロールも、どちらも生命維持に必要な役割を果たす一方で、後者は必要以上に増えてしまうと厄介な事態を引き起こします。
2.悪玉コレステロールが増えると?
増えすぎた悪玉コレステロールは、やがて血管壁に付着して血液を流れにくくし、結果的に動脈硬化を引き起こします。
これがいわゆる、「血液がドロドロの状態」です。
こうして生まれた血栓は、最悪の場合脳や心臓の血管に詰まり、脳卒中や心筋梗塞の原因となるのです。
3.女性とコレステロールの関係
女性は、エストロゲンという女性ホルモンが十分に分泌されている間は、男性よりも悪玉コレステロール値が高くなりにくいとされています。
エストロゲンには悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすはたらきがあるためです。
しかし、更年期を迎えエストロゲンの分泌量が減少すると、高コレステロール血症を発症するリスクが男性を上回るほどに、急激に上がります。
そのため、特に更年期以降の女性には、このようなはたらきが欠かせないといえます。
4.イソフラボンと食生活で改善する
減少したエストロゲンのはたらきを補うには、エストロゲンとよく似た成分であるイソフラボンが必要です。
エストロゲンと比較すると弱いものの、同様の役割を果たすことができるため、大変効果的です。
高血圧もまたさまざまな病気の原因となり得ますが、イソフラボンには上昇した血圧を下げるはたらきもあることが分かっています。
これらの効果を期待するのであれば、イソフラボンはサプリメントでの摂取よりも、食事での摂取をおすすめします。
イソフラボンの豊富な大豆食品を取り入れることによって、自然と低カロリーな食事に切り替えることができるためです。
糖質や脂肪分の多い食事、油分の多い食事を続けていては、いくらイソフラボンをとっても意味がありません。
やはりコレステロール値の上昇の原因には、日頃の食生活も関わっていると言わざるを得ないからです。
もちろん過度の飲酒や喫煙も原因の一つですから、他の病気の予防のためにももう一度生活習慣を振り返ってみましょう。